前回に引き続きマネックスの銘柄スカウターの紹介で、

今回は業績予想修正っていう機能を超テキトーに紹介しちゃいます。
↓業績予想修正の画面はこんな感じ
このようにグラフ形式で売上高、営業利益、経常利益、当期利益のそれぞれの予想及び実績を表示することができる機能です。
これはどのように活用するかというと、
これを確認することで、業績予想や実績に対する会社のスタンス、傾向ってものが見えてきます。
今回はバンダイナムコホールディングスを例に表示しているのですが、当初予想と最終的な実績を比較すると、どの年も当初予想を上回る実績をあげているということがわかります。
ということで、この会社はわりと確実に達成できる保守的な予想を発表して実績でそれを上書きしていくという傾向をこのグラフから読み取ることができますね。
↓こちらは数値データになります。

上方修正が上矢印(↑)、下方修正が下矢印(↓)で表されています。
これを確認すると業績予想の修正を発表してくるタイミングの傾向をつかむことができます。
バンダイナムコの場合は11月か2月が多くて、毎回5月の実績で予想を上書きしてくるパターンだということがわかります。
↓こちらは対前回修正率のデータです。
前回発表の業績予想に対してどれくらいの修正率で業績予想の修正を行ったかを
確認することができます。
売上高でみると10%未満の範囲でコツコツ修正を行っているので、
結構こまめに業績予想を修正する会社なんだと傾向を把握することができますね。
↓次は当初予想比較のデータです。
このデータで当初の業績予想に対して
それぞれのタイミングでの業績予想がどれくらいの修正率だったかを確認することができます。
このデータで大体どれくらいのバッファー(余裕しろ)を持って業績予想を行っているかっていうをなんとなく把握することができますね。
大体売上で0.6%〜13.1%、当期利益は15.3%〜47.4%で着地しているので
売上で10%くらい、当期利益で20%くらいのバッファを持って
管理しているのかな〜ってのを想像したりできます。(適当)
ここらへんは他の会社と比較してみるとそのスタンスの違いがよくわかります。
例えば物語コーポレーションの業績予想はこんな感じです↓
物語コーポレーションはバンダイナムコと違って強気の予想を出して殆ど修正をしないというのがわかりますね。
経営者として高い目標を設定して、
それに向かってブレることなく利益を追求していくという姿勢!
というと聞こえはいいですが、
投資家目線でいくと高い業績予想を当てにして強気の株価で買ってしまって
実績発表で肩透かしをくらうということがありますので、
予想EPSは少し割り引いた値で予想PERを計算するとかってのが必要となるかもしれません。
因みにKOBAは物語のホルダーですので売り煽りではありません。あしからずw
ということで、マネックス証券の銘柄スカウターの業績予想修正の機能は
こんな感じで使うことができるかな〜っていう一例を紹介してみましたのでご参考まで。
投資は自己責任で!
でわでわ
2020/06/23 (火) [マネックス証券の銘柄スカウターの使い方]
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